ぱわれす でいず 1599   10/9/13

人の話では、よそんちの蚊は柔らかいとこしか刺さなかったり昼間の暑いときには出てこなかったり、優雅なものなんだそうだ。

そこへいくと当家の蚊は、服の上からでもなんのそのの剛腕、起きてる人間のまぶたさえ刺しおおせる敏捷さ、小バエかと一瞬叩くのをためらわせるガタイのよさ、4月に登場し10月いっぱい生き延びる生命力。加えて身の危険をいっさい顧慮しない果敢な特攻魂。

すばらしいウォリアーである。

これは「どうよ、ウチの蚊!」と自慢していいと思うのだ。
うらやましがってもらえないのが残念だが。



ぱわれす でいず 1598   10/8/15

盆である。

当家でも、歴代日下ハウスに住んでいたご先祖の霊が大挙して戻ってくる。ということで、このときばかりは普段ほっときがちなお仏壇をキレイにして花やお菓子や果物をお供え。

それなのに今日、ふと見るとそのお供えものがもう下げられている。

私「まだ盆終わってないですよ。なんで下げるですか」
家人「暑いし、傷んでまうからな」
「えー、でもみなさんまだいてはるのに」
「だいじょうぶや。もう食ったはずや」

ほんとかなあ。「あーっ!ちょ!」とか言ってるご先祖いそうな気もするが。

【うまいものは宵に食え】
死んでからも通用する教訓ということか。



ぱわれす でいず 1597   10/8/4

宇治の黄檗山萬福寺は江戸時代に建てられた中国様式の禅寺で、心引かれる唐突なアイテムがいっぱい。

 
ランタンの下がる回廊


 
モダンな欄干とタイル


 
リトルショップオブホラーズ木魚


 
中庭のベンチには


 
どういう訳だか王冠模様



 
内陣の緞帳にこの


 
あきらかに間違った桃を見つけたときには


心から来てよかったと思いましたよ。



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