ぱわれす でいず 1605   10/12/5

実写版ヤマト、家人がさっそく見に行った。
複雑な人間描写や凝りすぎた仕立てにはあっさり「わけがわからん」と切り捨てる家人だがそうは言わなかったのでややこしい作品にはなっていないようだ。

でも「ヤマト」って実はどんなストーリーだったか。
アニメは昔何度か見ているのだが、思い出そうとしてもOPテーマしか浮かんでこない。

「そもそもどういう話でしたっけ、ヤマトって?」
「行って帰ってくるんや。」

要約終了。パーフェクトな答えをありがとう。

賭けてもいいが覚えていないのは私だけではないはずだ。そして「行く」と「帰る」の間が白紙なのなら、変わっていようと同じであろうと新しい物語として見られるということだ。
私と同じすべてのみなさん、安心して見に行きましょう。

あとは面白いか面白くないかどちらかです。



ぱわれす でいず 1604   10/12/3

エレベーターに東京からの出張とおぼしきグループが乗り込んできた。その中の女性一人だけが、やたらに荷物が多い。

「オマエ、なんでそんなに荷物増えてんだよ?」
「えー、これ、昨日実家に帰ったら母親にお米とか手作り味噌とかいっぱい持たされちゃって。」

その返答に、仲間たちが
「おお〜」
「いーじゃん!」
「うらやましーよな!」
「愛だよねー母の!」
と一斉にポジティブ反応を示す中、一人だけ

「うざっ!!」

と叫んだ人がいた。
そして微妙に冷えた箱内の空気に「え、え?」と焦っている。

自然にリアクションしたら大失敗、という例。
ショートコメディを見ているようだった。



ぱわれす でいず 1603   10/11/21

新梅田シティで開催中のドイツクリスマスマーケット。先週準備中のところに遭遇した。




ビルの谷間にアンティーク回転木馬があったりして


ドイツ人のお兄ちゃんが作業してたりして

あーなんかロマンチック、な気分にうっかり誘われそうになるが、
細部をよく見ると



研ナオコがひそんでたりするから要注意。



ぱわれす でいず 1602   10/11/12

同年代の友人が遠近両用メガネをかけるようになったという。
それだけなら「あー我々もそゆ年齢なんだ」とジミっとしてしまう話だが友人は

「電車で対面に座った女子高生の太腿も見れるし
 そのまま手元の文庫本も読めるというものすごい兵器です。」

前向きだ。


でもまだ慣れなくて焦点を合わせにくく、いまは

「太腿も本も見れてない」

一日も早く慣れて充実したビューライフを手に入れてほしいと思う。

その目標があればあっという間だと思うが。



ぱわれす でいず 1601   10/11/1

とある試験を間近に控えた家人。長い受験勉強で心なしか最近疲れが見える気がする。

「だいじょうぶや。今朝は写経したから気持ちが落ち着いた。」
「あん、写経?」

そんな、仏にすがるところまで追いつめられていたとは。
気づかなくて申し訳なかった。

と、見てみたら、写していたのは「試験の過去問題」と「模範解答」だった。

どうやら、「丸写し」することを「写経」と呼ぶと思っているらしい。

訂正しようかと思ったが、いいか。
この方がずっと現世のご利益ありそうだし。
私としても「解脱」されるより「合格」してくれる方が。



ぱわれす でいず 1600   10/10/18

煙草値上げをきっかけにみんな禁煙に走っている。えっアンタまでと思うような人さえ。

負けじと私も禁煙を目指すことにしたが、いきなりやると体に悪い(なんでだ)のでまず節煙から。一日の本数を制限し、それ以上は吸っちゃダメと決めるのだ。

で始めて半月、首尾はどうかというと、偉いもので本数はちゃんと守っている。
しかし、「もうこれしか吸えない」と思う1本が貴重で、今までのように考え事しながら漫然と吸うなんてとんでもない。精神集中・一服入魂。
すると、心から「うまいっ!」と感じてしまう。

改めて「大好き」になってしまった。

ってことで、節煙に成功したばっかりに禁煙は金輪際ムリという結果に。

こういうのを表す諺がきっとあると思う。将を射んと欲してまず馬を射てみたら馬だけ、みたいな。

ないか。




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