ぱわれす でいず 197 02/1/31

極端な営業をすることで有名な会社の人から聞いた話。

得意先のエライヒトへの接待で、渓流釣りを企画した。
しかしロケハンに行って見るとあんまり魚がいない。これではいかん、とその会社は「ヤマメ」を1dトラックで運んで放流したそうだ。お陰で当日川はヤマメで押すな押すな。お得意様は「入れ食いじゃー!」とウハウハ。

実はその川にもともとヤマメはいなかった。しかしその時生き残ったヤマメが繁殖し、以降その川はヤマメが住む川となったという。

生態系さえ変える接待。スケールが違う。



ぱわれす でいず 196 02/1/30

センパイから、「あした会社に来るお客さんが『若い女性を同席させてくれ』言うてはんねんけど。」

それを私に言われてもなあ、と思ったがとりあえず「にぎわい」として出ることに。衣装はせめてものおもてなしの気持ちからミニスカートにした。間違ってるか。間違ってるな。

しかし当日、一緒に出てくれるはずだった本物の若い女性から急遽「ダメなんです」と連絡が。あらたいへん。こうなったら私がなんとかせねば。「だいじょうぶ、私がミニはいてきたから!」

何が「だいじょうぶ」なんだ。やっぱり間違っている。

会ってみてわかったのだが、お客さんが若い女性と言ったのは、「関西の女性気質について」のテーマで話したかったからだった。
ミニ空回り。



ぱわれす でいず 195 02/1/29

少し前、鹿児島の海岸にマッコウクジラがたくさん打ち上げられたニュースが出ていたが、クジラが上がった大浦町には
「食っていいか」
という問い合わせが殺到したそうだ。浜辺にはチェーンソーを持ったオヤジまで現れたという。

生き残ったクジラを助けようと必死のエコな人々のそばであー食いてえとうろうろする人々。

なんかいい話と思いませんか。



ぱわれす でいず 194 02/1/28

ずっと一緒に仕事をしていた後輩に「45歳だと思われていた」ことが判明した。(ほんとは39)

45に見えた私が悪いのである、と謙虚になってみたり、39も45も宇宙の歴史の中ではほんの一瞬、と視野を拡大してみたり、青春に年齢はない、とウルマンになってみたり、自分の中で色々折り合いをつける努力をした結果、

J、てめー、血の池逆さ吊りじゃー!!

折り合いに失敗しました。

***

「45って言われたんですけど」と家人に訴えたら
「まだ41やのになあ!」

どいつもこいつも。



ぱわれす でいず 193 02/1/27

今日は高校時代の友人が集まった。花の青春時代からひとっ飛びに、人生の山を一山も二山も越えての再会。「ちっとも変わらないねえ!」とお互いを高め合う中で、私だけ「変わらないね」と言ってもらえない。どころか「同じ人とは思えない」とまで。
いきなり15年振りというのは危険である。合間合間でブレを修正しておくという作業は必要であるなと思った。


充実した1日を過ごしてしまうとここに書くことがない、というのは困ったことだなあ。



ぱわれす でいず 192 02/1/25

インドネシア方面に行っていた家人がまたおみやげを買ってきた。
今度はどうぶつのスタンプ。
ぶた。これはイノシシ年の自分用。
さる。これはトラ年の私用。トラ年だと言っているのになぜかさる。
そして犬。
「これは誰用?」
と聞いたら
「AIBO。」

だそうです。



ぱわれす でいず 191 02/1/24

どんな男でも黒いタートルを着せればかっこよくなる、という話になった。
そんなもんかな、と頭の中で色んな人に次々と黒タートルを着せてみた。
なるほど大概の人はそれなりに渋い感じになるが、ある種の人はどうしても
・泥棒
・自称詩人
・特殊な趣味の人(屋根裏を散歩したり、地下室で女の子を育てたり)
になってしまう。

黒タートル効果。なんだそれ。



ぱわれす でいず 190 02/1/23

7時のニュースにて。
塩川正十郎が記者会見で、株価の最安値更新について
「なんでこないなるのかさっぱりわかりまへんわー」
と言っていた。
それをNHKは
「このように述べて、財務大臣は企業の業績と株価が連動していないとの認識を表明しました。」と翻訳していた。

NHK親切すぎ。



ぱわれす でいず 189 02/1/22

近くのJUSCOでは店員さんが名札に「お客さまへの誓い」を手書きで書いている。
「いつも笑顔で接客します」とか
「元気にご挨拶いたします」とか。

それより
「レジを人の3倍早く打ちます」とか
「景気よく半額シールを貼ります」
なんて人いないだろうか。
あと
「カゴの中身を見て『手抜き料理しおって』とか考えません」
と誓ってくれる人。
ぜひその人のレジに並びたい。



ぱわれす でいず 188 02/1/21

うれしいことがあってうきうき街を歩いていた。浮かれた勢いで目についた真っ赤な服を試着。
「私赤似合います?」
そんなことを聞くなんぎな客と、
「はい、あの(絶句)、明るい感じ・・・になりますね」
とっさに返せない未熟な店員。
明るすぎて目が痛いわ。

でも気にしない。GOGOだ。
今年のisiiは赤いぞー。


まだ浮かれている。



ぱわれす でいず 187 02/1/20

福島区内を赤くておしゃれな低公害バスが巡回することになった。
区民のみなさんの応募により決まった愛称は「赤バス」

募集なんかするんじゃなかった、と担当者は思ったことだろう。

昔宝塚ファミリーランドでホワイトタイガーの赤ちゃんの双子が産まれたとき、最も多かった応募名は「バース」「シロマティ」だった。
北浜証券街のマスコットキャラクターの名前を募集したとき多かったのは「ストップ高ちゃん」

一般人を甘く見るとこういう目に遭うのである。

※ホワイトタイガーは結局「シロタン」と「シロリン」、北浜のマスコットは忘れました。



ぱわれす でいず 186 02/1/18

テレビで「ミッション・インポッシブル」をやっていた。

家人とアクション映画を見るのはおもしろい。
危機一髪のシーンでは「危ない!」
主人公が敵を倒すと「強いなー」。

映画と現実を区別しない。純粋な楽しみ方と言える。映画黎明期の観客ってこんなんだろうか。

私が「トムクルーズってちびだ」と言うと
「いや、僕より高いよ」
とも言っていた。

相手が外人でもハリウッドスターでも、基準は常に自分。



ぱわれす でいず 185 02/1/17

昔々会社に「Oちゃん」というおじさんがいた。Oちゃんが仕事をしているところを私は見たことがない。
でもOちゃんは「大掃除」になると現れて
「捨てちゃおう!」(裏声)
と叫ぶ。
お得意さまの預かりものも 「捨てちゃおう!」(裏声)
契約書の綴りも 「捨てちゃおう!」(裏声)

会社には色んな人がいるのだなあ、ということと、上の人の言うことに黙って従ってたらえらい目に遭う、ということを私はOちゃんから学んだ。

今日は会社の大掃除。ものを捨てられない私は「Oちゃん降りてきてくれ」と念じながら、「捨てちゃおう!・・・いやまだ使える」と踏ん切り悪いことこのうえない。

遙かなりOちゃんへの道。



ぱわれす でいず 184 02/1/16

広告特集

「せっかくだから、行こうよ 世界遺産」(略して『せかせか』)は旅人・MARCOの発行するメールマガジンとHP。彼が訪ねた世界遺産の体験記が読めます。さあみんなアクセスだ登録だ!

広告終わり。

MARCOは非常に興味深い人物である。そのたたずまいを一言でいうなら鳥。骨格が鳥っぽいのに加え、歌う。その歌も「サントワマミー」、早回しの「ハトぽっぽ」など、レアすぎる選曲。見ていると歌わないのでバードウォッチングの要領で遠くからそっと観察することにしている。
廊下をすごいスピードでスキップしているのもよく目撃されている。それだから犬に噛まれやすいのだ。

しかしそんな彼はプロの旅人なのであった。彼が辺境へ行くたびに読ませてもらっていた旅日記はとてもおもしろかった。それがHPになりました。みなさんもぜひ読んでください。鳥をイメージしながら。



ぱわれす でいず 183 02/1/15

「ホスト王零士のその気にさせる心理戦術」という本で、ホスト王(どんな肩書きだ)がクサイせりふで女性を落とすときには頭の中で「北の国から」を歌っている、と書いていた。
よっぽどトンチンカンなやつでない限り、この曲を知らない人は世の中にいないはずだ、とも。

ふーん。あんな歌が効くのか。意外だなー。着てはもらえぬセーターも編めと。

それは「北の宿から」。

ホスト王にこの世にいないほどトンチンカンと認定された私。

***

「ホスト王零士のその気にさせる心理戦術」は人間心理の研究書としても有益。沢村拓也「ホストの世界」と合わせてどうぞ。



ぱわれす でいず 182 02/1/14

休みが続くと私のフクロウ度、家人のニワトリ度がどんどん加速する。
私は3時過ぎに寝て昼過ぎに起き、家人は8時前に寝て4時前に起きる。
どっちがだらしないかといえば、いい勝負のような気がする。少なくとも8時まで起きてられない人にちゃんとした生活しろとか言われたくない。老人でも水戸黄門までは起きてるぞ。

家にいるのにすれ違いのふたり。睡眠の不一致。



ぱわれす でいず 181 02/1/13

タイカレーを作った。でももったいないから昨日の鍋の余りものを入れた。
カワハギ。マロニー。大根。菊菜。
味が薄かったのでしょうゆも足した。

私たちが食べたのは何だったんだろう。ぜったいタイカレーじゃない。



ぱわれす でいず 180 02/1/12

電車内の広告で「プレステ2いろはがるた」というのがあった。おもしろかった。
でも私の通勤は二駅なので、おもしろかったけどほとんど忘れてしまった。

「ぬ」っと出てくる吸血鬼(ヴァンパイアナイト)

とか、全編そんな感じ。語呂合わせものらしいむりやり感。

あと、どさくさに

「ゐ」がいと安いPS2

お前誰だ。



ぱわれす でいず 179 02/1/11

体育会系J子が新婚のPくんに「飲みに行くよ!」と声をかけている。
「あ、今日オレ帰らなあかんねん」
「奥さん待ってるから?」
「いや、嫁じゃなくてゴハンが待ってる」
「はあ?」
「オレの家、『生ガキ』もらってんねん」

生ガキときたか。意表をつく、しかし「それじゃしゃあないなあ」度最高のエクスキューズ。妻より、仕事より、生ガキが待ってると言われたら引き下がるしかない。

帰途につく彼は「カキによろしく」と声をかけられていた。


ネタにしてごめんねPくん。でもだいじょうぶ匿名だから。



ぱわれす でいず 178 02/1/10

家人は「ほぼ日刊イトイ新聞」のことを「日刊ほぼイトイ新聞」という。
おもしろいので訂正していない。

***

会社で社長がテロリストに刺され騒然とする中で、私がばしっと場を指揮する、という胸のすくような夢を見た。目が覚めても自分のあまりのかっこよさに感動。

しかしよく思い出してみると
  • 社長は「前田吟」だった。(すみませんN社長。顔忘れました)
  • 右往左往する部長達はみな書類を頭に載せていた。(貧困な私の「うろたえる人」イメージ)
  • 私は「救急車呼んで!117!」と叫んでいた。(それは天気予報)
細部で間違ってたり、ふざけてたり。



ぱわれす でいず 177 02/1/9

今私が一番やりたいことは「凧揚げ」。
洋モノの「カイト」じゃなくて竹ひごでできたやつ。新聞紙で「足」とかつけて。
どこに売ってるんだ、とか、糸のつけかた覚えてるか、とか、クリアしなければいけないステージはたくさんあるが、一番の問題は一緒にあげてくれる人。

ここで募集してみよう。求む明るくて体力に自信のある男性。
楽しくて楽な仕事です。勤務地淀川。



ぱわれす でいず 176 02/1/7

初仕事。
営業から「明日よろしくお願いします」とのメモ。

上司「なんだっけ」
私「なんでしたっけ」
「X社の提案じゃねーか」
「そんな気もしますね」
「叩き台作ったよな」
「ほんとですか」
「ほらこれ」
「私の字ですね」
「見積りも出すんだよな」
「見積り」
「頼んでなかった?」
「そう言えばそんな気がしてきました」
「作ってね」
「数量いくつでしたっけ」

二人とも年明けとともに完全リフレッシュ。新たな気持ちでチャレンジ。
ちがうって。



ぱわれす でいず 175 02/1/5

人を呼んでおきながら、来てくれたときにはまだジャージ姿(JUSCO特売上下1790円)で焼いておくはずだったお菓子もまだ粉の段階。全然人様に出せる状態ではない私とスコーン。
約束は2時というのに11時から昼寝したのが敗因か。

お客は上海に引越したMちゃん。「上海ってどう?」ときいたら
「うーん、『岐阜県』ですね」

「『ハンブルグ』ですね」と言われたのと同じくらいわからない。

私が上海に行ったのは15年前。写真を見せると街の変貌より私の変貌に驚かれた。



ぱわれす でいず 174 02/1/4

今日は初出。
朝SUBWAYでコーヒーを注文してサイフを開けたらお金がなかった。180円をツケにしてもらう私。「凶」効果か。

「元日のおみくじが凶だった」と言ったら口々に「めったにないことだからいいですやん」と言われる。そうかなあ。
「私の”末吉”よりましやん」
と言われたら確かにそんな気もする。「悪い」方が「しょぼい」よりましかもしれない。
でも
「ラッキーやん」
はちがうだろう。凶だと言うておるに。



ぱわれす でいず 173 02/1/3

年賀状をいただいたみなさんありがとうございます。

年賀状のデザインは
  • 家族の写真
  • 子供の写真
  • 結婚や旅行の写真
  • 干支のモチーフ
  • めでたいもののモチーフ
にほぼ大別できるが、ときどきよくわからないものがある。

Iさんの「やかん」
Sちゃんの「妻の水着」
A嬢の「お金を差し出す手」


めでたさの表現は人それぞれ。



ぱわれす でいず 172 02/1/2

あけましておめでとうございます

なまくらな年末年始を送っている。これではいくらなんでも、と意を決して寒い中を初詣でに行ったのに、いきなり「凶」を出してしまう。待ち人おそい。願い事ととのわない。住居転居した方がよい。試験もう一度勉強しなさい。
出産だけは「安産」だそうだが。

出鼻をくじかれつつ始まるマイ2002。今年もよろしく。


HOME