ぱわれす でいず 730  03/8/31

いま世界のリーダーで目が離せないといえばシラク大統領だ。

      

    

    


出てくるたびに、釘付け。
おかげで何を言ってたのかぜんぜん覚えていないが。



ぱわれす でいず 729  03/8/30

雨がぱらつく日、家に帰ったら、廊下に生乾きのパンツやシャツが点々と落ちている。
「洗濯物を運ぶときに落としたのだな」
と、ごくノーマルな発想としてそう思ったのだが、
いや待て。

10年いっしょに暮らして、私もだいぶ家人の行動が読めるようになってきた。

「あの、ここに並んでいるものは」
「あー。そこに干してるんや」

・・・やっぱり。



ぱわれす でいず 728  03/8/29

The FIREthe sliding doorのライブに行った。たいへんレベルの高いパフォーマンスだった。

ステージが終わって、「打ち上げあるから参加する人残って!」とメンバーからの呼びかけ。
みんなで残って待つ。そのうちライブハウスから追い出される。出口で待つ。シャッターが降ろされる。道端で待つ。メンバーもその辺でタムロ。何を待っているのかわからないまま待つこと1時間。
「えーと、打ち上げ行く人何人?」

おや?

「もうすぐ店決まるからねー」

おいおい今決めとんかい!

ミュージシャンとは段取らない人達であった。
新鮮。



ぱわれす でいず 727  03/8/28

山上の霊地高野山に行っていた。
私のカメラに残った高野山はこんなところ。


山で唯一の中華料理店の名は「ミッチー」

ドラえもんやる気なし

男はみな坊主

あこがれの髪型・アイパー、パンチ

日常の基本ファッション

福助、圧倒的ブランド力

ひじ・腰・ひざに

酒屋で。超特大びんとヤング北大路

「しろありやすらかにねむれ」
殺しておいてなんだけれども

コーヒーの墓

金剛峯寺の台所では

すいかを冷やしていました

こんな風にとてもいいところでした。
ただひとことだけ言わせてもらうとしたら

「修行僧よ、ジャージ着るな」



ぱわれす でいず 726  03/8/26

最近知ったことだが、家人は私の友達に初めて会ったとき、
「Aさんは恋人何人いるの?
と訊いたという。

それは質問として間違っているだろう

と意見したら
「そうやな。そんな訊き方したら見栄張って多めに答えるもんな」

質問が間違っているだけではなく、前提まで間違っている家人であった。



ぱわれす でいず 725  03/8/25

家の中を飛んでいる蚊を叩いたら手に血がついた。
やられてたんだ、と覚悟して待ったが、どこもいっこうにかゆくならない。
家人に刺されましたか?と訊ねてみたが、刺されてないと言う。

ではこれはいったい誰の?

そういえばこの前、玄関に見覚えのないつっかけがあったというし。

知らないうちに誰か住んでいるのか。



ぱわれす でいず 724  03/8/24

きょうは友達の家に遊びに行った。Dちゃんは1歳になる赤ちゃん持参。
ビールをくいくい飲んでいたDちゃんは途中で寝てしまう。帰る時間になってみんなで揺すっても起きない。
子供が働きかけたら起きるだろうと、赤ちゃんに「お母さん起こして」と頼んだら、かしこい赤ちゃんは意図を理解したらしく、お母さんに近づくといきなり指で目を突つき始めた

大人にはちょっと思いつかないが、「目を開けさせる」という目的にはいちばん適う方法だ。
子供には学ぶことが多いな。



ぱわれす でいず 723  03/8/23

作曲家池辺晋一郎氏の本を読んでいたら、こんなことが書いてあった。
音というものは万物と同じく放っておけば落ちるものなのだ。逆に上昇するには何らかの力が必要になる。
これは様々な事例で証明できる。
そして氏が提示した証明法が、こうだ。
コブシにグググと力を入れて「ドレミファソラシド」と歌ってみよう。
高いドに達したとき何とも言えない充実感に満たされるのではないかな?
では同じくコブシに力。「ドシラソファミレド」と降りてみよう。
低いドに達したとき、何とも言えぬ空しさ、ばかばかしさに君は包まれるだろう。
ばかばかしさに包まれたのは音が下降したせいだけだろうか。



ぱわれす でいず 722  03/8/22

この日記を書くようになって、あらゆることがぱわれす(=まぬけ)と両立しうるという事実に気づいた。
論理とまぬけ
頑固とまぬけ
侘びさびとまぬけ などなど

きょう見つけたのは、こんな話。

広島県のある村では、盆踊りのときご先祖の遺影と位牌を背中にしょって踊るという習わしがあるそうだ。
専用の位牌背負い箱も各家にあるらしい。

ぜひ動く画像をご覧ください

里帰りした故人の霊と一緒に踊る。考えてみれば、これこそ真の盆踊りかもしれない。古くから大切に守られてきた家族の絆。深い地域のえにし。とてもいい話だと思う。
しかしだからといって「まぬけ」であることを指摘しないわけにはいくまい。

ハートウォーミングとまぬけの例だ。



ぱわれす でいず 721  03/8/21

私が生まれた家もものすごく古い家だった。よく5寸くらいのムカデが出て、月に一度は噛まれたそうだ。しかし石井家ではムカデを殺してはいけないという厳しいじいさんのおきてがあった。
なぜなら

「おアシが逃げる」


がんこで近寄りがたい印象しかなかったが、そんな人だったのかじいさん。



ぱわれす でいず 720  03/8/20

のらねこ一家に棲まれてしまっているため、家にノミが大発生してえらいことになっている。
そんな日常の体験をふまえて、きょうはみなさんにいいこと教えてあげます。
「なめくじを踏んだとき」に続くぱわれすお役立ち情報「ノミを見つけたとき」。

 1.自分の脚、腕、お腹などにノミを発見する
 2.すばやく指をなめる
 3.その指でノミを押さえ込む

ノミは小さくて硬い。乾いた手だと簡単に逃げられてしまうのだ。
(間違えてホクロを押さえ込んでしまわないように注意)

 4.そのままの姿勢で風呂場に行き、空いている手で桶に水を張る
 5.指で押さえたまま脚(腕/お腹)を水に漬け、ノミを溺死させる

お腹の場合はかなり難しいが、そこはなんとかする。とにかく絶対に指を離してはだめだ。
今朝はその方法で3匹退治した。
どう、すごい?


ああこんなことを自慢しなくていい生活がしたいよう。



ぱわれす でいず 719  03/8/19

私の職場には「出る」というもっぱらの噂である。職場がある場所には昔毎日新聞社があった。

「新聞社のゆうれいって、なんか怖いですよね」
「なんとなくねー」
「でもきっと毎日新聞のゆうれいより朝日新聞のゆうれいの方が怖いよね」
「たしかに!」
(みんなうなずく)

そんなところでまで朝日に負ける毎日。しっかりしろ(何を)



ぱわれす でいず 718  03/8/18

改装のため、物置状態になっている部屋を片付けている。ここを整理したのは10年前だ。10年前どうしていいかわからなくて箱に入れて封印したものは、10年経ってもやはりどうしていいかわからない。大正天皇の写真とか。

「どうしたもんですかね」
「どうするかな」

こんなスペースがあとこの10倍。リミットは1ヶ月。



ぱわれす でいず 717  03/8/16

きょう、つくつくぼうしが鳴いていた。
今年は全然暑くならないのでまだこれからと油断していたが、もしかしたらもう夏は終わってしまったのではないか。
だとしたら今年の夏のいちばんの思い出は「ケータイ博士に親子丼をおごってもらった」になってしまう。

いや、決してそれが不満と言ってるわけではないのだけれど。



ぱわれす でいず 716  03/8/15

最近の家人の本棚から。

 「人の話なんか聞くな!」
 「借りた金は返すな!」
 「超納税法」
 「体育授業実践法@ 走り幅跳び」(ビデオ)

彼はどこへ行こうとしているのか。



ぱわれす でいず 715  03/8/14

弟が遠くに引っ越しをする。弟もやはりものを捨てない人間なので、荷物の整理にとても苦しんでいるという。

それを聞いて「わかるわかる。血は争えないものよ」と思ったのだが、何で苦しんでいるかを聞けば、古本屋にも引き取りを拒否された段ボール4箱分の
「月刊パワー空手」(パワー空手出版社)。

弟よ、すまんが姉さんにも君がわからない。



ぱわれす でいず 714  03/8/13

私の父は厳しい人間なのだが非常にうかつな人間でもある。
今は工場の検査などの仕事をしているのだが、ある仕事先に眼鏡を忘れて行ったそうだ。検査をすべき書類も数字も、まるで見えない。
「いやーあのときは困った」

「で、どうしたんですか?」
「心眼を凝らした」

結局、その工場は「心の目」で検査をやり通したという。

ジェダイの騎士か。



ぱわれす でいず 713  03/8/12

「人生ゲームの車に家族を乗せる」というサイトがある。

乗せてどうする、というわけではない。乗せてみて、「ああ乗せた」と思うだけ。

それなのになんだかしみじみしてしまうのはどうしてだ。



ぱわれす でいず 712  03/8/11

今年の新人君。
「企画書うまく書けなくて煮詰まってるんですよ〜」
私「こういうジャンル、○社の件でSくん(注:いぢめっ子)がよく企画してるから、見せてもらったら?」
「Sさんですか」
「そう。うまく話してさ」
「なるほど」

そこにS登場。
すると新人君、なんの前置きもなく
「Sさん!○社の企画書、ボクにください!!」
「なにー?!」

その後どうなったかは知らない。
新人、そこまで直球しか投げられんか。



ぱわれす でいず 711  03/8/10

薬局のレジに並んでいたら、壁に「誰でもできる心肺蘇生」というポスターがあった。呼吸が止まった人の助け方をみんなで覚えよう、というものなのだが、

 1.気道確保

いきなり高難易わざ。しかも説明が

 「まず、気道を確保します」

真剣に教える気があるのか?



ぱわれす でいず 710  03/8/9

工務店の人に屋根裏を点検してもらった。
職人さんの会話を聞いていると
 「そこに柱おるやろ?」
 「いますいます」

「ある、ない」ではなく「いる、いない」。

そういえば以前、隣の現場監督に
 「この下にお宅の下水管がおられます」
と言われたことがある。その時は日本語が乱れているねと思ったが、そうではなかった。柱、梁、壁、配管。彼らにとってはみんな仲間なのだ。

いい話だなあ。



ぱわれす でいず 709  03/8/8

職場の近くの地下商店街は改装以来「天使の舞い降りる街」と言い張り続けており、通路の両側に「LOVE IS SMILE」だの「LOVE IS FOREVR」と唐突なタイトルのロココ調ポスターを並べている。それについてはもう何も言わないことが、通行者の暗黙の了解となっていた。

ところが、この間からどういうわけかそのポスターの上に「世界柔道」のポスターが貼られているのだ。

LOVE IS JUDO

そんな特殊なメッセージを送られても。



ぱわれす でいず 708  03/8/7

家にいただき物のカステラがある。当家は2人しかいないうえ、家人が食べない(知らないのかもしれない)ので、いつまでもある。
夜家に帰りついたときというのはいつも猛烈に空腹なので、ゴハンを作る前にまずカステラを食べる。
→喉に詰める。
→死ぬかと思う。

毎日その繰り返しである。
たった今も死ぬかと思ったばかり。
明日こそ一気食いやめよう。

と、たしか昨日も思ったよなあ。



ぱわれす でいず 707  03/8/6

女性にだけ配布している求人誌がある。
そこには、楽して夢のように稼げるという広告ばかりが載っている。
いくら「明るく安心して働けるお店です」と言われても、店の名前が「ハレンチ倶楽部」ではどうしようもないと思うのだが。

そしてそんな隙だらけな広告の中で見つけた、みょうに味わいのある絵


思いっきりめんどくさそうにいいかげんなことを言い合う男女の図。これで誰を説得するつもりなのか。



ぱわれす でいず 706  03/8/5

夏休みが明け、社会人として、大人としてどうかと思うほど真っ黒になって出てきたFくん。
黒いだけならまだしも、光沢まで出している。
「かぶと虫みたいでしょ」

・・・ほんとだ。

「いきなりそんなに焼けたらすぐ皮剥けてくるでしょ」
「ええ、もうすでに肉骨粉がぱらぱらと」

言っていることがわからん。

まったく、私が上司なら指導しているところだ。カラーチップ出して、この色以上黒くなるの禁止。

許される色
Fくん

会社で脱皮するのも禁止。



ぱわれす でいず 705  03/8/4

このところ家のどこかしらで常に物音がする。ぼーっとしてたら視野の端を何かが横切る。雨の日は家中泥だらけ。家中がどうぶつ臭い。
ねこかイタチに棲みつかれたようだ。

と思っていたら、「ねこかイタチ」ではなく「ねことイタチ」だった。

どっちかにしてくれ。なかよく共存するな。


そしてもっと正確に言うと「ねこの家族とイタチの家族」です。



ぱわれす でいず 704  03/8/3

私はオットセイの顔にくわしいわけではないのだけれど、これはオットセイ社会でも「あの家の親子はそっくり」と評判にちがいないと思う。





ぱわれす でいず 703  03/8/1

夜道を、どなりながら歩いてくる人がいる。
「電波さん」かな、と思ったら、ケイタイでけんかをしている人だった。
「おまえらなんかぜんぜん怖ないんじゃ!」
と啖呵を切ったあとに続けて、
「オレが怖いんはヨーコだけなんじゃ!」

なんでそんなことを敵にことわるのか。正直者か。



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