ぱわれす でいず 867  04/1/30

かわいい女の子がたくさん出てくるドラマが好きな家人。いまのお気に入りは「エースをねらえ!」だ。テレビの真ん前にすわって真剣に見る。

宗方コーチ「ダブルスのメンバーは、竜崎と、岡だ!」
ひろみ「わたしがお蝶夫人のパートナー? どうして?!」
家人「あーたいへんやこれはー」

テレビを見るよりテレビを見る家人を見てる方がおもしろい。

来週も早く帰ろう。



ぱわれす でいず 866  04/1/29

夜、街の隅っこで音楽をかけて踊っている若者たちをよく見かける。
昔はブレイクダンスと言った(今も言うのかもしれないが)、背中でくるくる回ったりする踊り。

そんなダンサーズがきょう北新地の駅にいて、てんでにくるくる回っている。その中でなぜか「逆立ち」をしている子がひとり。
何の支えもなく10秒、20秒、30秒・・・

横を通り過ぎた私がずっと先の改札に着いて振り返っても、まだ逆立ったまま。
すごい。

すごいがしかしそれは踊りではない。
それは、「健康法」。



ぱわれす でいず 865  04/1/28

あさ自分のPCを立ち上げたKさん、
「オレのデスクトップのアイコン、誰かがキレイに並べてくれてる!」

それはなにかのひょうしで「アイコンの自動整列」を押したのだろう。
どこにこっそり他人の席に座っていっこいっこアイコン並べる人間がいるか。

いたとしても、そんなことされたら怖いだろう。感謝してどうする。



ぱわれす でいず 864  04/1/27

無表情なT氏から、打ち合わせに参加してほしいとの要請。私はその仕事には噛まないはずなのだが。

T氏「あした10時ですから」(以下、無表情に)
私「私それ出たくないんですが」
「まあとりあえず出ときましょう」

ぜったい出たら最後だ。

「30分だけ」
「いや、いいです。やめときます」
「じゃ1時間」
「増えてますやん」
「じゃあそゆことで」
こらまてっ!

無表情のまま去ってゆくT氏。

私は無事に明日を切り抜けられるだろうか。



ぱわれす でいず 863  04/1/26

寒い。

外の仮設トイレに出かけるのがあまりにおっくうなため、トイレに行く回数が半減している。だもんで家にいる間はほとんどいつも「耐えている」状態。こうして日記を更新しながらも、ギリギリの私なわけだ。
だから最近特に心がけているのは、とにかく「驚かない」ということである。驚くとあぶない。

そんな日が続くものだから、きのうは「トイレのパスワードがわからなくてドアが開かない」夢を見てしまった。情けない。

まったく非叙情的な意味で待ちわびる春。



ぱわれす でいず 862  04/1/25

さいきんの若い者は、という話を私もしてみたい。
さいきんの若い者が私の若い時代の若い者とあきらかに違うのは

鼻血を出さない

ということだ。

私の若い時代の若い者は、特に理由もなく、ところかまわず、やたらに鼻血を吹いていたように思う。

デスクワークの机で「あ"ー」
打ち合せ中に「あ"ー」
得意先で「あ"ー」

男も。女も。

それなのに、なぜ今の若者はだれも会社で鼻血を出さないのか。何が変わったのか。それともあのときは「そういう時代」だったのか。

世代論・時代論を解く鍵は、鼻血の中に見つかるのではないかと思う。



ぱわれす でいず 861  04/1/24

私の歯医者は乱暴だという話はしたと思う。
そして、乱暴であるとともにまったく迂闊であるということもこのたび判明した。

歯のかぶせものを「セラミックで作ってくれ」といったのに、できたのを見るとあからさまに「銀歯」である。
「セラミックって言いましたけど」
「あ、忘れとった!」

わすれとったぁ?!

「でも慣れたらあんまり気にならんかも」

なるよっ!!

おかげで、また麻酔し直し。削り直し。型取り直し。

細かいことを気にしないおおらかな人は、歯医者には向かないと思う。



ぱわれす でいず 860  04/1/23

寒すぎたせいでフトンから出ることができず、はっと気づいたら9時になっていた。会社は9時半始業である。
18分で会社に到着できるから、「服を着る」は必須として、朝の行事「歯みがき」「洗顔」「トイレ」「寝ぐせ」「化粧」「コンタクト」「生ゴミ」のうちできるのは一つだけ。
私が選んだのは「コンタクト」だった。

まちがってるな。

正解はもちろん「遅刻する」です。



ぱわれす でいず 859  04/1/22

「イシイさんて若いっすねえ。」
きょう職場の若い衆にしみじみした調子で言われた。

「ミニはけるところが。」

・・・・・ほめられたのか?

はこうと思うってことがすごいっす。」


ほめられたことはまちがいないようだ。
「心意気」の部分を。



ぱわれす でいず 858  04/1/21

気に入ったスカートを見つけた。
しかしえらく高い。
「ミラノ・コレクションですから!」

巻きスカートなのに裾の開きを抑えるボタンがついていない。
「ミラノ・コレクションですから!」

よくわからないが、疑問を差しはさめる余地はない。
しかたないのだ。そういうものなのだ。ミラノ・コレクション。いや、たぶん。

ということで、そのスカートに百均のクリップをつけて着ています。
すまんな、ミラノ。



ぱわれす でいず 857  04/1/20

銀行のATMで。
後ろにたくさん人が並んでいたので、引き出し口からさっとお金を取り、さっと立ち去ろうとした。
しかしその瞬間

「?!」

指先に強烈な「違和感」を覚えて立ち止まる。

そのとき下ろした金額は7万円。見ると手にした紙幣は6枚。
1枚取り損ねていたのだ。

日頃私は金銭に鷹揚な人間であると思っていた。
しかし私の指先は違った。どころか、7枚の紙幣厚と6枚の紙幣厚、コンマ1ミリの差を峻別してしまうとは。

またひとつ、知らない真実の自分に出逢う。



ぱわれす でいず 856  04/1/19

王朝時代の男は、どこそこにいい女がいる、と噂に聞いて「歌」を送り、その歌が気に入ってもらえて初めてつきあうことができたのだそうだ。

そんな下心いっぱいの歌が古典文芸として今に残っているわけだが、むろん芸術的なものだけが残ったのであって、その背後には残らなかった数千、数万のどうしようもない和歌があるわけだ。

その中にはきっとあったことだろう、テイストとして

 ハッとしてGood!
 君に薔薇薔薇・・・という感じ
 ブギ浮ぎI LOVE YOU

みたいな和歌が。
   
むしろそういう歌を読んでみたいと思う。



ぱわれす でいず 855  04/1/18

今の今まで「ファイティング・ニモ」だと思っていました。

***

お年玉年賀はがきの番号をチェックしながら、今年いただいた賀状を読み返す。
それで気づいたのだが、たかだか数十枚の年賀状の中で

「色々ありますが」

と言っている人が3人もいる。

「今年もよろしく」という定型文にも「いやまじで」とか「色んな意味で」とかの副詞節が伴うのと同様、30代の賀状にはなかったことだ。

年と共に複雑化する、人生模様。



ぱわれす でいず 854  04/1/17

そもそも職人さんたちが来る前に起きるために「一人サマータイム」を始めたのだが。
朝「8時」に目覚ましが鳴ると、寝惚けているにもかかわらず
「でもほんとはまだ7時だもーん」
と一瞬で判断を下し寝直してしまう。
結果として起きる時間は以前といっしょ。職人さんたちに見て見ぬふりをしてもらいながらねまきジャージで寝癖を直す毎日。
それなのに夕方には必ず「お、もう6時だ」と喜んでしまい、あと1時間仕事があると気づいてがっかり。

もうこんな空しいことはやめにしたい。

しかし今やめるとぜったいに、朝9時なのに「まだ8時だもーん」としか思えず、毎日遅刻は必定。

というわけで、何の役にも立たずやめるわけにもいかないサマータイム。

苦痛っす。



ぱわれす でいず 853  04/1/15

「イシイが新入社員だったときは、ハイジそっくりだった」と言われた。
今の私は「ミライさん」と言われている。
「ハイジ」についてはあまりに昔のことだから何ともいえないが、「ミライさん」は反論できない。

そしてどうなんだこのびみょうな価格帯。
喜んでいいのかもしれないがどうもうれしくない。

「ハイジ」が大きくなって「ミライさん」になるまでの過程で得たもの、失ったもの

を考え出すと、さらにびみょう。



ぱわれす でいず 852  04/1/14

日本電産社長の記事が新聞に載っていた。

私「日本電産て何する会社ですか?」
家人「回るもんを作ったはるんや」
「回るもんて?」
「モーターとか」
「モーターとか?」
「モーターとか」
「だから、モーターとか?」
「小さいモーターとか」
「・・・・・・。」

HPを見てみた。
家人の説明が非常に正確であったことがわかった。



ぱわれす でいず 851  04/1/13

家人の読む雑誌「やさい畑」がおもしろい。
あなたの菜園指数判定というコーナーがあって野菜に対する知識・技術・情熱を判定される。
  • 種まきから40日以内で収穫できる野菜を5種類言える
  • 白菜の結球率は90%以上だった
  • 果菜類の誘引法は完璧
  • 鍬の使い方がうまいといわれたことがある
  • もっと畑の面積がほしい
私の判定は「畑での努力が足りません」

「鍬」ってどう読むかもわからない私には、使い方を褒められるまで千里の道のり。



ぱわれす でいず 850  04/1/12

母からのメール。

 「年末は色々手伝ってくれて助かりました。
  おかげでお正月はぼんやりしました。」

のんびりしました
のまちがいだといいのだが。



ぱわれす でいず 849  04/1/10

本えびす。

 

地元の「野田戎」は、このようにずらっと並んだ福娘から直接笹を買う。福娘はアイドル系ギャル系ヤンキー系お水系各種取りそろえてどなたさまにも対応できる布陣で迎え撃つ。
しかし、じゃあいちばんべっぴんのあの子から、と思えば、その福娘が売っているのは2千円の福笹ではなく1万円の宝船。その次にきれいな子が売っているのは8千円の福俵。

「付加価値はすべからく金に換算せよ。」

えべっさんのありがたい教えである。



ぱわれす でいず 848  04/1/9

会社で。

「Kさん、電話です」
真剣な顔でパソコン打ってるKさん無言。

聞こえてない、とみた周りの人間が一斉に合唱する。
「Kさん電話です!」「Kさん電話です!」「Kさん電話です!」

するとKさん、
「待ってくれ!オレは一度にひとつのことはでけへんねん!

それは使えなさすぎ。

「一度にひとつのことしかできない」と「一度にふたつのことはできない」を一度に言おうとして、自分の言葉を実証。



ぱわれす でいず 847  04/1/8

会社で、ふと「いたちの臭い」がした。
どうして会社にいたちが!? なぜ?どこに?

それは「私のハンカチ」だった。

たたまずに積み上げておいた洗濯物の山の上からとってきたハンカチ。それが「やられて」いたのだ。
女性のハンカチは香水、石けん、もしくはフェロモンが香るべきなのに、いたち。
ああ。

猛省すべきは私の生活態度ということだ。アイロンあてろ。たため。しまえ。
その前に気づけ。



ぱわれす でいず 846  04/1/7

Yちゃん(細身・美人・1/f ゆらぎ系)は仕事で「松井秀喜」本6冊読破中。

「これだけ読んでるとねぇ、なんか影響されてきて」

松井のファンになった、と言うのかと思えば

大リーグ行ってホームラン打ちたくなりますよねぇ」

その気になりやすい人というのはいるものだが、ここまで他の全条件をすっとばしてその気になれる人は珍しい。



ぱわれす でいず 845  04/1/6

長い休みが明けて、お正月はどうしてた?とかいう会話を交わすわけだが、アバラを傷めて病院に行ったというGくん。
何をしてそうなったかと言うと

殴り合いじゃんけんに負けた」

んだと。

家庭もある30代社会人の正月の過ごし方・殴り合いじゃんけん。(しかも負けるし)



ぱわれす でいず 844  04/1/5

仕事始め。

例年初出の時「会社で一番最初に会った人」でその年の吉凶を占うことにしているのだが、今朝エレベータを降りたとたんに鉢合わせたのは「寿」という名前の人。
「寿」氏は名前だけでなく内容の伴った招福男であるためどう転んでも縁起もんな上に、何を思ったか新年からボウズ頭。

「寿」「丸儲け」

ということで今年の仕事運は大吉と出ました。いやめでたい。



ぱわれす でいず 843  04/1/4

正月早々「コーナン行ってくるわぁ」と出かけた家人。
そして買ってきたものは、「天井につける鈎(フック)」。

何ですかこれは
「引っかけるものや」
それは見たらわかります。何に使うんですか
「引っかけたいと思ったときにいつでも引っかけられるように」
・・・・何を
何でもや」

つまり未来の「何かを掛けたいと思ったとき」への備えということらしいが、その発想の源についてはまるでわからない。

  

これに何かが掛けられたあかつきにはすぐこの場でお知らせしたいと思う。



ぱわれす でいず 842  04/1/3

今年も年賀状をいっぱいありがとうございます。

今年の年賀状はみょうに統一感があるなあ、と思ったら、それは絵柄のほぼすべてが「小ざるの絵」と「子供の写真」であるからだ。

いや、「かわいい」という意味で言っているのですが。



ぱわれす でいず 841  04/1/1

あけましておめでとうございます。

新年午前0時。日付が変わって年も改まり、なまけものの私もそれなりに気持ちをあらたにする。夜更かしもやめるのだと、早めに寝ようとしたときピローンとメール着信音。
あ、年賀メールだと閉じかけたPCをうきうき開いたら、年賀メールには違いなかったのだが差出人は「民主党」。
そしてそれをつい開いてしまい、小沢一郎のビデオメッセージ(5分)まで見てしまった。

1年の計は元旦にあり(=1年の行動は元旦の行動で決まる)と申しますが、ということで2004年も期待できそうです。



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